鉄道の電報(1958年当時)

鉄道考古学研究所にようこそ。

今日のテーマは通信です。

今は、電車の中から、中への連絡は、携帯電話で簡単にできますが、ちょっと前は、車内公衆電話から電話を掛けたり、家や会社から新幹線へ電話を掛けてというのが一般的でした。

さて、じゃあもっと前はどうやって連絡を取ったかというと、「電報」を使っていたのです。

以下に時刻表にある電報の使い方を引用します。
(昭和33年10月の日本交通公社時刻表の377ページの電報案内)

---
汽車中の人へあてる電報のあて先は次のようにお
書き下さい

例 ナゴヤエキ」 ・・・ 配達希望駅名
  一七・四八 ツウカ ・・・ 配達駅通過時刻
  (列車番号または列車の名称でもよい)
  オウサカユキ ・・・ 列車の行先
  三トウ」 ・・・ 客車の等級
  ヤマダコウゾウ ・・・ 受取人名

汽車中から電報をお出しになるときは
 電報取扱駅(時刻表の【※1】符号がある駅)でお出し
 下さい。また車掌に委託することもできます。
---
【※1】電電公社(今はNTTになっています)のマーク

当時もそれなりの通信手段はあったわけですね。