鉄道考古学研究所にようこそ
今回のお題は、井笠鉄道井原駅です。今、現役の井原鉄道井原駅とはずいぶん離れた場所です。この駅は、折り返し形のスイッチバックの駅でした。以前紹介した、越後交通の西長岡駅と同じパターンです。地図や航空写真を見て頂くとお分かりになるかと思いますが、見ていると線路跡がなんとなく浮かび上がってきます。廃線跡を数多くご覧になっている方には、比較的分かりやすいケースだと思います。
駅跡は定番通り、今は「バスターミナル」になっています。また、あまり多くないケースですが、鉄道が廃止された跡に、ほぼ同じルートで新しい鉄道が敷かれています。線路跡がサイクリングロードとか、道路に転用されるケースよりは圧倒的に件数は少ないですね。先に書きましたように、新しい井原駅は離れたところに出来たので、残念ながら旧駅周辺には線路はありません。ちなみに井笠鉄道の軌間は762mmでしたが、現役の井原鉄道の軌間は1067mmです。