宇島鉄道 耶馬渓駅
鉄道考古学研究所にようこそ
今回のお題は、宇島鉄道 耶馬渓駅です。
以前、耶馬渓鉄道 守実駅の記事を書きましたが、そちらは日豊本線の中津駅からの路線でした。この宇島鉄道は、その名の示すように、日豊本線宇島駅からの路線です。どちらも耶馬渓への路線でした。
軌間は762 mmで、全線非電化の単線でした。1914年(大正3年)に開業し、1934年(昭和9年)下唐原 - 耶馬渓間廃止に伴い、この駅は廃止となり、1936年(昭和11年)に全線廃止となりました。
耶馬渓鉄道よりも1年遅れた開業で、しかも大分県の県境付近までしか路線が延ばせず、加えて乗客も増えなかったため、先に廃止の憂き目を見ることになってしまいました。
線路跡は、さすがに90年近く時間が経過していますので、地図や航空写真で見つけるのは難しいです。下の地図のほぼ中心にある終点の耶馬渓駅は、駅舎やホーム跡があるようです。
長続きした鉄道と、短い期間の営業のみで消えていった鉄道の何が命運を分けたかは、新線敷設の際の参考となると思うのですが、この後の時代も短期間で消えていった鉄道が数々ありますね。戦後は、バス・自家用車が強敵となってゆきます。最近は、沿線住民の減少、大口の乗客である高校生の通学の減少につながる少子化が鉄道の経営を悪化させていますね。